以前、八戸市の鮫地区でのNHK受信について記事を書きましたが、その後実際にNHK(に委託された業者)が調査に来てくれました。
調査した結果ですが、来てくれた時の状態では、むつ中継局が一番受信状態が良いという結果になりました。しかし、苫小牧などの北海道波の混信のことを考えると上北中継局がファーストチョイスになるということになりました。
八戸中継局に向けると数字上は良い数値(MER:>30)が出ますが、遅延プロファイルがあまりにもひどく、使い物にならないという結果が出ました。
しかし、上北中継局はあの二戸中継局と思いっきり被りがある局なため、特定地域用ミキサーを使い、二戸中継局のNHKをカットするのがベストということでした。
その地域特定ミキサーですが、マスプロ社のUU7F-FUで、13ch~19ch,37ch~62chの方のみを使い、フィルター代わりに利用すると提案されました。上北中継局方面のアンテナ配線がそのままですと、函館局の混信が起きそうな気がしますが。
今回来てくれた業者は青森から来たので、むつ中継局受信関係には詳しくて、平内町の小湊から狩場沢にかけて上北中継局が受信が容易でない地域でのむつ中継局受信のお話も聞くことができました。
どうやらその地域も、異常伝搬による受信障害に悩まされているとのことでした。そちらはモニタリングを行い、実際に受信障害が発生していることが確認できたので、共聴に加入という結果になったようです。
結論として、むつ中継局のチャンネルプランに問題があるのではと思いました。上北中継局にDD混信対策局ができたように、むつ中継局にも44chあたりを使って対策局を開局させればと思いました。それとNHKは受信障害があっても調査はしてくるが対策してくれない。
最後に測定車が受信調査をしている画像2枚を。