送信所訪問 大館FM中継局

送信所訪問、今回は2021年10月に訪問した
秋田県大館市にある大館FM中継局になります。

 

 

まずは、送信局データから。

 

送信所データ

送信所の名称 大館(おおだて)FM中継局
送信所の住所秋田県大館市長坂
(小田代山)
周波数NHK-FM:88.3MHz、AFM:89.2MHz
送信出力100W
ERPNHK-FM:155W、AFM:150W
放送エリア秋田県北秋田市・大館市の広い範囲
受信世帯
送信アンテナNHK-FM:2D1段2面、AFM:3EL1段2面
受信元秋田局
備考送受信分離、垂直偏波送信
※送信出力とERPは、総務省の電波利用ホームページを引用。送受信アンテナの種類や送信方向は外見からの推測です。

 


 大館FM中継局は大館市と北秋田市の境にある通称小田代山に送信所があります。
 旧大館アナログVHF中継局でもあります。

 大館エリアの地デジは大館市に近い大山に送信所があり、FM中継局とは別の位置にあります。

 FM中継局は地デジと違い大館市と北秋田市鷹巣地区がまんべんなくカバーできるところにあるのが特徴です。

 


 送信アンテナはNHK-FMが2ダイポール1段2面、FM秋田が3素子八木1段2面で、大館市中心部と北秋田市鷹巣方面にビームが向いています。

 受信アンテナは送信鉄塔から数百メートル離れた局舎の近くに位置していて、個別に5素子八木2列で秋田局を受けています。

 

 電波自体は垂直偏波送信ということで若干狭く、大館市や北秋田市内でも受信状態が厳しいところがあります。
 そのため大館市内には別に花矢FM中継局があります

 

 

 どうやらFM秋田は開局後一度も設備更新をしていないようで、設備の見た目がかなり厳しい状態になっていました。

 一方でNHK-FMは最低でも1度は更新されていて、見た目には特に問題がありませんでした。

 しかし全体的に木々が高く生えているため、送信に悪影響が出ていないか心配になりました。

 

 

 受信所までは悪路ですが車で行くことができます。

 送信所は徒歩でしか行くことができませんが、受信所から近いので特に不安になるような距離ではありませんでした。

 

 

 送受信アンテナについては添付画像を参考にしてください。

 最後は画像です。一部見づらい画像がありますがご容赦ください。

 







 FM秋田の開局は親局と同じ時期と思われる銘板です。


 

 局舎と受信アンテナです。

 西側にFM秋田、東側にNHK-FMの受信アンテナがありました。

 



 


 使われているか分からないABSの局舎です。


 送信鉄塔の周りには木々が生い茂っています。

 

 送受信分離ということで、埋設ケーブルの案内がありました。

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