Radio Mobileで遊ぼう! 第5回

 前回、前々回は送信所のデータの入力を行いました。今回は実際にシミュレーションしてみたいと思います。

 まずはいつも通りRadio Mobileを起動します。地図が出ていない人は、F8キーを押して地図の表示をする作業を行ってください。
 次に、F3キーを押します。押すと以下のような画面が出てくるかと思います。

そのままでは初期設定なので、準備をします。いつも通り番号を振りましたので、順番に作業をしてください。

①は、送信場所を選択してください。
②では、受信場所を指定します。
③では、一番上の選択肢「Centre Tx – Mobile Rx」を選択してください。
④は、「Fill area」「Solid」「Rainbow」の3つを選択してください。Solidにする理由は後述します。
⑤では、受信強度の単位を変えることができます。単位はdBμV/mで、Fromは0、Toにチェックを入れて60と入力するのがおすすめです。初期状態では、数値の入力ができなくなっていますが、一度dBmを選択して「Auto set」のチェックを外せば入力できるようになります。
⑥はシミュレーションをする範囲です。初期状態では0.01/50になっていますが、Maximumを500くらいにした方がいいと思います。数値を大きくしても、シミュレーションに時間がかかるわけではありません。ちなみに最大は1000kmまでになります。
⑦はシミュレーションをする角度を指定できます。0°から360°で、Stepは0.1に設定することをお勧めします。Stepは0.01まで細かくできますが、非常に時間がかかります。逆に1だとシミュレーション結果が非常に粗くなります。
 ここまで設定したら、Drawボタンをクリックします。クリックした後にダイアログが出ますが、はいを押してください。いいえを押すと後々面倒になります。
Drawを押すと、以下のようにシミュレーションが開始されます。

 ここで、なぜSolidを選択したかについての解説ですが、Solidのチェックマークを外すと受信強度の色分けが上手くいかなくなります。Solidだと、マップに上書きする形で色が付きますが、きちんと色分けできます。マップが残っていない分、次回説明するGoogle earthで見やすくなるという利点もあります。

 シミュレーションが終わると、以下のようなダイアログが出てきます。

基本的には1番上を選択します。シミュレーションしていないグレーのマップも欲しい場合は上から2番目を選択してOKを押します。

 最後に画像を保存します。以下の画像を参考にして、任意の場所に保存します。

 これでシミュレーションまでが終わりました。次回はシミュレーションした画像の活用法についてせつめいしたいと思います。

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