送信所訪問、今回は北海道の函館局になります。
まずは、送信局データから。
DTVの送信所データ
送信所の名称 | 函館局 |
送信所の住所 | 北海道函館市 |
周波数 | NHKG:18ch、Eテレ:14ch、HBC:17ch、STV:15ch、HTB:23ch、UHB:25ch、TVH:19ch |
送信出力 | 1kW |
ERP | Eテレ・HBC:10kW、NHKG・STV・UHB・TVH:10.5kW、HTB:12.5kW |
放送エリア | 北海道函館市、北斗市、知内町、木古内町、七飯町の一部 |
受信世帯 | 約152,400世帯 |
送信アンテナ | 4L4段3面(280°,10°,100°) |
受信元 | NHK:STL、民放:LINE |
備考 | 全局南側にアンテナなし、HBCとTVHは共用 |
続いてFMの送信所データ
送信所の名称 | 函館局 |
送信所の住所 | 北海道函館市 |
周波数 | NHK-FM:87.0MHz(H)、AIR-G’:88.8MHz(H)、NORTHWAVE:79.4MHz(H) |
送信出力 | 250W |
ERP | NHK-FM:1.25kW、民放FM:790W |
放送エリア | – |
受信世帯 | 約-世帯 |
送信アンテナ | NHK-FM:ST5段(0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°)、民放FM:2L2段3面(270°,0°,90°) |
受信元 | NHK-FM:STL、民放FM:LINE |
備考 | NHK-FMのSTは8面構成(1,3,5段目と2,4段目で向きが45°異なる)。民放FMはUHB鉄塔に併設、送信アンテナは共用 |
※送信出力とERPは、総務省の電波利用ホームページを引用。送信アンテナの種類や送信方向は外見からの推測です。
函館局はNHK函館放送局の本局が送信するなど、渡島半島の基幹局となっています。基幹局ということで、札幌局の中継局扱いである民放も出力が250W(FM)、1kW(DTV)と親局並みの強さで送信しています。
送信所の南側は海で、その先は青森県ということもあり、NHK-FMを除いて南方向には電波を出していません。しかし、高出力で送信している関係上青森県にも電波は届いています。
当送信所は函館山の山頂に位置していますが、その中でも山の一番高いところのNHK鉄塔とSTV鉄塔、山頂西側のHBC・TVH共用鉄塔、山頂南側のHTB鉄塔とUHB・民放FM共用鉄塔の3グループに分かれています。電波の飛び方も先述の3グループで違いがあるようで、青森県側の飛びにかなり特徴が出てきます。
送信所のデータとして、デジタルテレビはNHK含め全局4L4段3面で南方向のビームはなく、FMも民放は2L2段3面で同じく南方向のビームはありませんが、NHK-FMのみスーパーターンスタイルということで、南方向へのビームがあります。
FMに関して、実際に青森県側で受信してみると、NHK-FMの電波が民放FMより強く受信でき、青森市街地でもNHK-FMならそれなりに受信できます。南方向のビームがない民放FMは微弱で、標高の高いところでないとクリアーに受信できません。
デジタルテレビに関しては民放FM局同様、標高の高い場所でないとまず受信できません。受信できる確率も青森市方面では、山の一番高い場所に位置しているNHK・STVが他局より高くなっています。続いてHTB・UHBとなるのですが、この2局は上北中継局のch被りがあるので場所を選びます。そのためHBC・TVHと受信できる確率が場所によって変わります。
道外で受信できる場所については以下のリンクが役に立ちますので、あまり分からない私の情報よりもそちらをご覧ください。
参考リンク1(青森市内で函館中継局を受信しよう!!MAP):https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=1JmJMBBXZaQYSKHcTdvNwSuuYJ0k&hl=en_US&ll=40.78867356367762%2C140.72821223175083&z=11
参考リンク2(ブロ玉):http://blog.livedoor.jp/aomori226/archives/cat_50035997.html
以下は画像になります。
送信所のアクセスは簡単です。
ロープウェイでも車でも行けます。ただし車の場合は、夜間のマイカー規制と冬季規制がありますのでご注意ください。