送信所訪問 能代中継局

送信所訪問、今回は2020年10月に訪問した
秋田県能代市にある能代中継局になります。

まずは、送信局データから。

送信所データ

送信所の名称 能代(のしろ)中継局
送信所の住所 秋田県能代市谷地上
(幟山)
周波数 NHKG:42ch、Eテレ:45ch、ABS:44ch、AKT:46ch、AAB:40ch
AFM:89.7MHz、NHK-FM:83.6MHz
送信出力 地デジ:10W、FM:100W
ERP 地デジ:25W、
AFM:125W、NHK-FM:120W
放送エリア 秋田県能代市周辺の一部
受信世帯 約23,600世帯(地デジ)
送信アンテナ 地デジ:4L1段3面
FM:3素子八木1段4面
受信元 SHF-TTL受け(メイン?)や大森山送信所をプレートパラボラで受けなど
FMは5素子八木で秋田局(大森山送信所)受信
備考 地デジとFMは別局舎
FM局は各局ごとに局舎あり

※送信出力とERPは、総務省の電波利用ホームページを引用。送受信アンテナの種類や送信方向は外見からの推測です。

 この中継局は秋田県能代市中心部がおおよその受信対象です。
 地デジとFMで送信出力が大きく違いますが、周辺を調査する限りエリアに大きな違いはないように思えました。

 また能代市沿岸部では秋田本局(大森山送信所)の電波も弱いながらも受信することができます。

 送信アンテナについてですが、地デジは4L1段3面で南南東方向にはアンテナがありません。
 おおまかに能代市中心部がきれいにエリア内に入るといった具合です。

 一方FMは4面で、全方向に送信アンテナがあります。

 地デジは南方面に送信アンテナがないこともあり、能代市南西部では受信が厳しい地域がちらほら見かけることができ、対象地域では高利得アンテナを使って頑張って受信している世帯を確認することができました。

 当送信所のチャンネル配置はアナログと比較して一転ハイチャンネルに集中する形となりました。
 これはおそらく秋田局や県外の沿岸に位置する送信所との兼ね合いと思われます。FMも比較的高い周波数に2局存在することになります。

 受信元は外見では判別することができなかったのですが、デジタル化の際に新設された固定局経由のTTL受信ではないかと推測しています。
 アナログ時代のメイン受けだった秋田本局受けのプレートパラボラも地デジ化以降も継続して残されていますので、サブ受信になっている可能性もありそうです。

 個人的感想として、NHK-FMは単独で小さい局舎を持っていて、FM局の表札になっていたのが新鮮でした。
 
 送受信アンテナについては添付画像も参考にどうぞ。

最後は画像です。一部ピンボケがありますがご容赦ください。

















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