送信所訪問 一関釣山中継局

送信所訪問、今回は2021年6月に訪問した
岩手県一関市にある一関釣山中継局になります。

まずは、送信局データから。


送信所データ

送信所の名称 一関釣山(いちのせきつりやま)中継局
送信所の住所岩手県一関市萩荘字箱清水
(一関運動公園南方)
周波数NHKG:45ch、Eテレ:47ch
IBC:15ch、TVI:27ch、mit:29ch、IAT:43ch
送信出力1W
ERPNHK:6.9W
IBC:7.2W、TVI・mit:7.1W、IAT:6.9W
放送エリア岩手県一関市の一部
受信世帯約18,700世帯
送信アンテナ4L2段2面
受信元盛岡局か一関中継局(エア受け)
備考民放は補助金交付の表記あり、受信元は方角的に完全には判断できず
※送信出力とERPは、総務省の電波利用ホームページを引用。送受信アンテナの種類や送信方向は外見からの推測です。


 一関釣山中継局は2010年11月にデジタル放送が開局しました。
 民放は補助金交付ありの中継局になります。

 

 本中継局は盛岡局の電波が届きにくい一関市中心部の一部エリアが対象です。

 アナログよりも難視エリアが増えたのか、アナログとデジタルで置局場所が別となっており、デジタル放送がある一関運動公園南側の小高い山のほうがカバーエリアが広そうです。

 民放は補助金交付の表記ありますが、割としっかりとした作りといったところです。


 送信アンテナは全局共用の4L2段2面で、一関駅方向と東北道一関インターチェンジ方面にビームが向いています。

 ここで面白いのが、本中継局のチャンネルが幅広いのにもかかわらず共用の送信アンテナという点です。
 そのため、ハイチャンネルに位置しているNHKとIATのERPが若干低くなっています。

 この送信所の受信元ははっきりとしておらず、盛岡局と一関局のあいだくらいにグリッドパラボラが向いている模様です。
 3mグリッドパラボラのエア受けまでは確実ですが、それ以上は再訪問した際に確認します。。
 

 一関エリアはSFNを組んでいる中継局が多いのですが、ここも例に漏れず民放は一関中継局とSFNの関係にあります。
 そのため受信元は盛岡局ではないのかとは思います。

 本送信所がある一関運動公園のロケーションが良いのか、FMの電波は訪問時に民放に限り東北6県全部の放送が受信できました。
 地デジは仙台局が問題なくフルセグ受信できました。


 当送信所へのアクセスはとてもよく、一関運動公園の駐車場に車を停めて、歩いて10分ほどで着きます。
 送信所隣の給水塔には展望台があり、一関市街を見渡すことができます。


 送受信アンテナなどについては添付画像も参考にどうぞ。

 最後は画像です。見づらい画像があるかもしれませんがご容赦ください。














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