送信所訪問、今回は宮城県白石市にある白石中継局になります。
まずは、送信局データから。
送信所データ
送信所の名称 | 白石(しろいし)中継局 |
送信所の住所 | 宮城県白石市郡山字大萩山 (大萩山) |
周波数 | NHKG:18ch、Eテレ:16ch、TBC:22ch、OX:23ch、MMT:30ch、KHB:20ch Date FM:81.4MHz、NHK-FM:84.3MHz |
送信出力 | 地デジ:3W、FM:1W |
ERP | 地デジ:7.3W、FM:3W |
放送エリア | 宮城県白石市・刈田郡蔵王町・柴田郡大河原町・村田町・柴田町・伊具郡丸森町の一部(地デジ) |
受信世帯 | 約22,000世帯(地デジ) |
送信アンテナ | 地デジ:2D2段4面 FM:3素子八木1段1面 |
受信元 | 仙台親局をエア受け |
備考 | 地デジとFMは別局舎 FMの送信アンテナは各局ごとのもよう |
※送信出力とERPは、総務省の電波利用ホームページを引用。送受信アンテナの種類や送信方向は外見からの推測です。
この中継局は宮城県南部の広い範囲をカバーする中継局です。
地デジの指向性はほぼありませんが、FMは白石市街地方面のみにターゲットを絞っています。
ここの見どころといえば、地デジの送信アンテナと年季の入ったFM(旧アナログ)局舎でしょうか。
画像はありませんが、TBCアナログの局舎も2021年6月時点で残っていました。
地デジの送信アンテナは、少しレアな「カバーに入った2ダイポールアンテナ」となっております。
本中継局では2段と段数を稼いで広いエリアをカバーしているようです。
受信はNHKと民放で別なのか、オフセットグリッドパラボラとセンターフィード型のプレートパラボラの2基あります。
FMの送信アンテナは、おそらく各局別の3素子八木アンテナでした。
受信アンテナも各局別で5素子八木で仙台親局受けです。
FM全般に関して言えば、それなりに老朽化が進んでいる様子でした。
またアナログ鉄塔の再利用のようです(鉄塔上部にSTの取り付けができるタイプでした)
最後は画像です。一部ピンボケがありますがご容赦ください。