送信所訪問、今回は昨年5月に訪問した陸中大野中継局です。
陸中大野中継局は、洋野町の旧大野村の市街地をエリアにしている中継局です。アナログではIATは未開局でしたが、デジタル化の際に開局しました。しかし他の局よりも遅い開局となっております。(IAT以外は2010年12月、IATは2011年3月末)
エリアとしては洋野町大野の一部地域しかカバーしていませんが、この中継局よりも受信世帯が多いと思われる種市本町中継局へTTL伝送を行っているため、意外と重要な中継局です。送信鉄塔にTTLのPUがあります。
アナログ中継局より実質的な出力が上がっています。アナログと比べ、送信アンテナに変化がないため単なる増力のようです。デジタル中継局はチルトがかかっています。
いつもとは逆になりますが送信局のデータ
送信所の名称 | 陸中大野中継局 |
送信出力 | 1W |
ERP | NHKE,IAT:35W,その他:34W |
放送エリア | 岩手県九戸郡洋野町の一部地域 |
受信世帯 | 約800世帯 |
送信アンテナ | 6L3段1面(10°) |
受信元 | 二戸中継局。NHKは2.4GP、民放は3.0GPで放送波受信。(NHKのみ送受信分離) |
備考 | 種市本町中継局とSFN、種市本町中継局向けのTTLあり(2.0PU)。送信アンテナにチルトあり。 |
画像。1枚TTLパラボラの銘板のアップあり。