送信所訪問、今回は2019年5月に訪問した
青森県青森市の山あいにあるRABラジオの親局、青森送信所になります。
まずは、送信局データから。
送信所データ
送信所の名称 | 青森(あおもり)局 |
送信所の住所 | 青森県青森市鶴ヶ坂字早稲田 (女蛇山) |
周波数 | 1233kHz |
送信出力 | 5kW |
ERP | – |
放送エリア | 青森県陸奥湾を中心とした広いエリア |
受信世帯 | 約-世帯 |
送信アンテナ | – |
受信元 | STL受信 |
備考 | コールサインJOGR、ダウンリードで青森市街地方面に指向性あり |
RABラジオの親局はなんと青森市西部の山間地に位置しています。
先日紹介したNHK-FMの送信所(鷹森山)へ行く途中にこの送信所が置局されています。
地理院地図では女蛇山(めじゃやま)と書かれたすぐそばに電波塔マークがありますが、それが当送信所になります。
送信アンテナはよくある天頂部にリングがある円管柱で、青森市街地と陸奥湾方面に指向性を付けるためのダウンリード線が鉄塔の北東部に付いています。
受信エリアとしては、5kWなりの飛び方といいましょうか。山間部に位置している割には頑張って飛んでいる印象です。
海上伝搬の効果が大きいので、津軽半島北部はかなり厳しめな受信状況です。
また津軽平野方面は、弘前中継局(1215kHz・JOGE。500W)でもカバーしている状況です。
夜間の遠距離受信は隣にニッポン放送(1242kHz・JOLF・100kW)という大電力局が国内にあるため、非常に困難です。
受信アンテナは放送局からのSTLなので、とてもシンプルな構成となっています。
旧アナログ局舎があった鷹森山には、今でもAMラジオの固定局があるようで、総務省の電波利用ホームページによると、100MHzで固定局の免許が出ています。
送受信アンテナについては添付画像も参考にどうぞ。
最後は画像です。一部ピンボケがありますがご容赦ください。
こちらが指向性を付けるためのダウンリード部の基台です。
青森市街地方面に伸びているリード線です。
こちらは鷹森山の旧アナログ局舎にある固定局と思われる設備です。
女蛇山から見える青森市街地方面の景色です。