送信所訪問 栗駒中継局

送信所訪問、今回は2021年6月に訪問した
宮城県栗原市鴬沢にある栗駒中継局になります。

まずは、送信局データから。

送信所データ

送信所の名称 栗駒(くりこま)中継局
送信所の住所 宮城県栗原市鴬沢字南郷大竹
(金田森)
周波数 NHKG:26ch、Eテレ:30ch、TBC:22ch、OX:16ch、MMT:18ch、KHB:20ch
送信出力 30W
ERP 115W
放送エリア 宮城県栗原市周辺の地域
受信世帯 約17,100世帯
送信アンテナ 6L1段4面
受信元 オフセットグリッドパラボラで涌谷中継局をエア受け
備考

※送信出力とERPは、総務省の電波利用ホームページを引用。送受信アンテナの種類や送信方向は外見からの推測です。

 この中継局は宮城県北部にあり、涌谷中継局の電波の届きづらい栗原市など県北の西部を主にエリアとしています。
 送信アンテナは6L1段4面と全方向に電波を出しています。
 ロケーションの良さ故か標高の割には遠方まで飛んでいる感覚です。
 エリアの実感としては、涌谷中継局とエリアが重複するところが結構あるので、思っているよりも本中継局を視聴している世帯は少なめな印象です。

 ちなみに民放のチャンネルは、岩手の親局である盛岡局(新山送信所)の民放と完全に被っているため、宮城県内で岩手波を受信するには地味に厄介な中継局でもあります。

 ここの見どころといえば、垂直偏波受信のオフセットグリッドパラボラアンテナでしょうか。
 垂直偏波受信になるとアンテナの向きが90度変わる(アンテナの棒が垂直になる)のですが、オフセットグリッドパラボラもその例に漏れず見た目に違いがあります。


栗駒中継局受信アンテナ

 
白石中継局受信アンテナ

 この画像は垂直偏波で受ける本中継局と、仙台局の水平偏波で受ける白石中継局の受信アンテナですが、
 栗駒中継局の受信アンテナは細い棒が縦に沿って、太い棒がその細い棒に垂直になる形に配置されています。
 白石中継局の受信アンテナと見比べれば一目瞭然で、細い棒と太い棒の役割が反対になっています。

 見比べてみないと分からないものですが、宮城県内の送信所巡りではこの見分け方で受け局のヒントを探すことができます。

最後は画像です。一部ピンボケがありますがご容赦ください。









※OXさんの表札も確認しています。

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