送信所訪問 八戸中継局

 ブログに掲載し忘れていた三八地方の基幹局「八戸中継局」を2012年6月から少なくとも4回は訪問しています。そちらの記事になります。
※昨日と今日の日記は自動掲載になります。

送信所データ

送信所の名称 八戸中継局
送信出力 100W
ERP NHK,RAB,ATV:3.5kW、ABA:3.9kW
放送エリア 三沢市、七戸町、おいらせ町の全域と八戸市、十和田市、六戸町、東北町、六ヶ所村、階上町、五戸町、南部町の各一部
受信世帯 約16万3000世帯
送信アンテナ 6L3段1面(NHK,RAB,ATV:315°、ABA:310°)、チルトあり
受信元 上北中継局(詳細は後述)、ABAのみ予備で青森本局
備考 NHK,RAB,ATVは3局共用で送受信分離、ABAは単独

 出力からも分かる通り、三八上北地方の基幹局になっております。アンテナも北西向け1面のみという事もあり電波は相当強いです。逆に1面という事もあり、死角になる地域もあります。道仏中継局が例に上がります。他にも八戸市内に少なくとも2地区は受信障害地区があります(南郷区は除く)。
 道仏中継局は八戸中継局でカバーできるため当初置局予定がありませんでしたが、階上町沿岸部で受信できない事が分かり急遽置局された経緯があります。
筆者にとっては、階上町沿岸部(特に階上駅付近)はアナログ時代から階上岳からの電波が弱かったため、なぜ最初置局されなかったのかが疑問に思います。余談になりますが、階上駅付近では種市本町中継局の電波が受信できます。

 送信場所はNHK,RAB,ATVとABAで異なります。
ABA以外は新局舎、ABAはアナログの局舎を継続利用しています。
そのため、ABAのみ停波した事もありました。(Link)

 受信元は全局上北中継局なのですが、放送局ごとに受信方法が異なります。
・NHK:送信鉄塔に付いている1.8PUにてTTL受信
・RAB,ATV:350m離れた受信鉄塔にてPU2基にて放送波をダイバーシティ受信
・ABA:送信鉄塔横にあるPUにて放送波受信、予備で青森受けGPあり
NHKに関しては予備で放送波受けもあります(RAB,ATV受信鉄塔と共用か)。

 この中継局は、大規模ながらすっきりしています。ただし、謎も多いです(笑)
今年も詳細な調査で何度も訪れる事となりそうです。

 アクセスは非常に簡単です。道路もNHK,RAB,ATV鉄塔までは最後まで舗装されています。ABAに関しては最後の500mは未舗装になりますが、接近は簡単です。
さらに、駐車場付きで、トイレもある完璧さです(冬季を除く)。

送信鉄塔の位置(kmlデータ)

写真は2012年6月と11月撮影のものが混在しております。









<2013/04/19追記>
 先日、階上駅の駐車場にて受信調査をしました。
結果は、全局復調できませんでした。ABA以外の局はあと少しで受信可能という感じでした。また、道仏中継局は全局復調可能でした。
やはり、階上町沿岸部では道仏中継局が必要なのだと思いました。
 そして、階上駅の駐車場では、種市本町局の復調はできませんでしたが、チャンネルスキャンの時にかすってはいたので、屋根の上だと復調できる感じがしました。
少しだけ国道のほうに行くと簡単に受信できる上、送信所も見えます。もちろんアンテナを向けている世帯も多くあります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする